

最近、テントを買った。
MURACO社のBLACKBEAK 4Pだ。
今回はこちらのテントの紹介とともに、購入理由や悩んだ点を記していく。
細かい見た目や設営方法に関しては、次回に記す。
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黒いテントに出会った話
キャンプを始めてから数年が経った。
ベージュのテントに恋をしていた僕は、周りを見渡すとベージュばかりのギアに囲まれたキャンプライフを過ごしていた。
僕という男は単純な男なのだ。
例えばタリーズの缶コーヒーが好きになった時は、毎朝飲まないと頭が起きないぐらいずっぷりハマっており、数ケース購入した途端、なんだか飽きてしまって頭を抱えたり。
学生の時に好きな女の子ができて舞い上がってしまった私は、仲良くなろうと彼女の下校途中を狙って先回りし、逆に会いすぎてひかれてしまったり...(もはやストーカーだ)
僕はハマると、トコトンハマってしまう人間なのである。

そんな僕がある時、はっと気がついた。
ベージュのテントに、ベージュのアイテムばかりは似合わないんじゃないか?
そもそも周りを見渡せば、他のサイトもみんなベージュだし個性がないのではと。
アウトドアにおいてアースカラーは馴染みやすいので、多用されるのは当たり前の話ではあるが、キャンプにずっぷりハマっていたばかりに愛が変な方向に向いてしまった僕は、他の人とかぶることを嫌ったのであった。
そんな訳でベージュに似合うのはなんだろうと考えた結果、黒いテントにたどり着いた訳である。
そもそもMURACOって?
私たちMURACO(ムラコ)は小さな金属加工の工場から生まれました。
https://www.muracodesigns.com/about.html
0.01mmの誤差が品質を左右する世界で磨かれたクラフトマンシップ溢れるファクトリーの技術と、
様々な分野のプロフェッショナル達のノウハウを結集しMURACOはスタートを切りました。
アウトドアをベースに様々なカルチャーをミックスし、新しい感覚のアウトドアスタイルを提案します。
アウトドアアクティビティを楽しむ全ての人々へ新しい選択を。
この部分に関しては、公式HPより引用する。
金属加工の会社から生まれたアウトドアメーカーだけあり、製品は非常に精巧に作られてると期待を膨らませた。
テント以外にも焚き火台やペグハンマーを製作しており、デザインには無駄がなく非常に素敵である。
まさに、キャンプ界のAPPLEといった感じ。

【エントリーでPOINT+10倍!1/9(木)20時〜】MURACO ムラコ SATELLITE FIRE BASE 【焚き火台/たき火/アウトドア/キャンプ】

ムラコ カラジャズペグハンマー MURACO CARAJAS PEG HAMMER ハンマー テント キャンプ テント小物 <2019 春夏>
購入したテントについて
前述の通りBLACKBEAK 4Pである。
MURACO社は大きく分けて3種類のテントを販売している。
2人用・4人用・5人用でブラック・グレー・ホワイトがあり、非常にシンプルな展開。
私の買ったテントは、ブラックの4人用である。

MURACO BLACK BEAK 4P ムラコ T003
このテントに惹かれた理由
・惹かれた点①
「非常に遭遇率が少ないこと」
5年間足を運んだキャンプ場(有名から無名まで)で遭遇した事は殆どない。
SNSでも殆ど見かけない。
天邪鬼な僕にぴったりである。笑
・惹かれた点②
「仕様」
ここでムーンライトテント2をモデルに比較する。
なぜムーンライトかというと、日本のテントの代表的な存在であり有名なテントと考えているからだ。
バックパックキャンプやバイクキャンプで使われる軽量モデルである。
以下の表を見てほしい。
名前 | 重量 | 最大幅 | 全長 | 高さ | 耐水性(アウター) | 収納サイズ | 価格 |
BLACKBEAK4P | 3.4kg | 2.6m | 3.8m | 1.5m | 3000mm | W55H22cm | ¥63,800 |
ムーンライト2 | 2.8kg | 1.5m | 2.2m | 1.2m | 1500mm | W46H16cm | ¥28380 |
本体重量は、600gほどムラコが劣っている。
耐水性は勝る結果となり、面積に比例して収納サイズも大きくなる。
これ何が言いたいのかというと、600gの差のみで4人用のテントを実現しているということ。
しかも、前室付きだ。

テント生地はリップストップナイロン40D。
防災用の寝袋なんかにも使われる強靭な素材だ。
では、色んなメーカーで3.4kgのテントを比較したいが、殆どが4人用・前室付き高機能なテントを3.4kgでは実現してなかった。
ただ、この条件をほぼ実現したメーカーがある。
言わずも知れたスウェーデンの王者 ヒルバーグ社だ。
1972年から今日まで約半世紀に渡り、こだわりのある作りと斬新なデザインで世界中のアウトドアズマンを虜にしてきたテント専門メーカー「ヒルバーグ(HILLEBERG)」。ヨーロッパを旅していると必ず見かけるほど、欧州では知名度が高く、多方面から信頼され、誰もが憧れるテントメーカーである。
https://aandf.co.jp/brandstory/hilleberg/
50年の歴史を持つヒルバーグ社が開発したテント
ナロ4GTである。
名前 | 重量 | 最大幅 | 全長 | 高さ | 耐水性(アウター) | 収納サイズ | 価格 |
BLACKBEAK4P | 3.4kg | 2.6m | 3.8m | 1.5m | 3000mm | W55H22cm | ¥63,800 |
ナロ4GT | 3.6kg | 2.1m | 4m | 1.2m | 3000mm | W53H38cm | ¥151,800 |
比較するとヒルバーグ社が200g劣る結果となったが、全長の大きさは勝る結果となった。
また、ナロ4GTはオールシーズン対応である。
とはいえ、1/2の価格でここまでのパフォーマンスを発揮しているのはあっぱれといった感じだ。
残念ながらヒルバーグ社は自社の布を使っているため、素材の比較はできなかった。
僕にとってヒルバーグ社のテントは、いつか欲しい物の1つだ。
初見時には、価格設定に驚きこんな高いテントは買わないと心に誓ったが
気づけばテントは1個、また1個と増え「安物買いの銭失い」の気分である笑
厳しい条件の中で使われてきたテントは、本当に頼もしい。
いつかは「タラ」などのテントを購入し冒険に行ってみたい。

ヒルバーグ HILLEBERG ナロ4 GT 12770023 [テント]
・惹かれた点③
「防寒面」

冬キャンの代表的な防寒対策はストーブであるが、軽量テントだと高さが足りない場合があり危険だ。
本テントは高さ1.5mであり、ストーブからテントまでの高さが十分にあるので冬キャンでも使用している。(薪ストーブは使用しないので省く)
※テント内のストーブの使用は、自己責任です。
ただ、スカートがないのでそれなりに寒い。
温度に関しては、別記事で書くとする。
購入する際に悩んだ点は?
黒というのは、とても危険な色である。
例えば山でよく見られる蜂に関しては、最初に敵と認識して攻撃してくる色であり、
興奮した蜂が偶然通り掛かれば危険だ。
事故につながる可能性は高い。
また、日光の吸収率が良いので高温になる可能性がある。
熱中症になる可能性もあるし、有効的な対策も今のところ浮かばなかった。
結局、黒の魅力に誘われて買ってしまったのだが笑
この疑問に関しては、私が実験し記事にしたいと思う。
値段はこの機能ならそれなりかなと思ったが、MADE IN JAPANではない。
終わりに
黒の魅力を持つMURACO。
その魅力は計り知れない。
おかげで黒ギアが増えた笑
新しい相棒にワクワクしている。
今後は、その魅力をレポートし悩んでいる人に少しでも役に立つようお届けしたい。
あなたのキャンプライフの相棒に、黒のテントを加えてみてはどうだろうか。
(長くなってごめんね)