自転車でキャンプ

ピストバイクでハンモック泊に行ったら、けつが爆発した話【自転車キャンプ】

こーだい

ピストバイクでキャンプに行ったらケツが爆発した話です。
今も爆発してます。お尻は大事にしようね。

プロローグ

けつが爆発する前にかっこつける筆者

2020 梅雨 とある日
早朝に友人と落ち合った。
とてもよく晴れた良い日だった。

僕は朝も早いというのに、胸の中の高揚を抑えきれずにいた。
例えるならば、小学生の夏休みみたいな気分だ。
この日は初めてピストバイクで長距離ドライブ。
友人はロードバイクで同行してくれる。


さらに初めてのハンモック泊。
楽しそうな1日になりそうだなと、期待を膨らませていた。
悪魔が潜んでいるとも知らずに...

ドライブに出発!

愛車 FUJI フェザー


長距離ドライブといっても、距離としては15kmぐらいだ。
コースは舗装された山道で、お世辞にもピストバイクには向いていない。
愛車であるFUJI フェザーは納車して2週間しかたっておらず、走行距離は80km程度。
まだ乗り慣れていないということもあり、無理はしないことにした。
終点まで走り、そこから徒歩で野営地を探す計画だ。

荷物はハンモックや寝具、焚き火台・カメラ・ドローンなど(持ちすぎ)

背負うザックは40L。
初めてのハンモック泊とあって、荷物はだいぶ多め。
さらにカメラやらアンダーキルト(ハンモックの寝袋代わり)を取り付ける。
総重量は12kgぐらいだった。
冷静になるとあまりにも過保護なパッキングである。
ULギアの必要性が証明された瞬間だった。

荷物を背負いこんで愛車にまたがる。
本来ならば喜びの瞬間なのだろうが、背中に伝わるずっしり感が僕の不安を助長させた。

坂がきついんじゃ

僕らは走り出した。
山道ということもあり自然が歓迎してくれる。
遠くに見える山には新緑の木々が広がり、爽やかな青空とふわりと漂う雲にとても似合う。
強い日差しが皮膚を刺激する。ただ時折吹く風が心地いい。

ピストというのは、ギアが1つしかない。
つまり、重さを変えることができない。
例えばママチャリであれば、坂の場合にはギアを変えて軽くすることで登る。
ピストは変更ができないため、速度を出すには重いギアをつけるしかない。
逆に坂を登るためには、軽いギアをつけるしかない。
FUJI フェザーはちょうど中間のギアだ。
街乗りにはちょうどいいが、坂には大変不向きである。
そんなピストを11kgの荷物を持って漕ぐというのだから、二宮金次郎も真っ青の計画である。

ドウェインジョンソン

「おかしい....何かがおかしい!?」

漕ぎ始めて8kmぐらいだろうか。
自分の太ももに異変を感じる。
筋肉がギュッギュっと縮む様な動きをしとても痛い。
腰も前傾姿勢だからか痛くなってきた。
それに伴い、足も重くなってくる。
足にドウェイン・ジョンソンがついてるのかと本気で思った。
それぐらい重いのだ。

「ちょっと...休憩しない?」
この旅を計画し友人に心配されたにも関わらず「楽勝しょ?玉ついてるよな?」
とまで息巻いていた僕だったが、ドウェイン・ジョンソンには敵わない。
休憩しながら再度計画を立てることにしたのだ。

諦めと快楽

肉isジャスティス

中間地点でスポーツ飲料を飲みながら、計画を練り直す。
あと半分。いけるのだろうか。
GoogleMAPでは、あと30分程度の道のり。
足の負荷も休憩のおかげか半ジョンソンぐらいになっていた。
「よし、行こう!」
と意気込んだのも束の間。
GoogleMAPの指す方向には長い長い坂が待ち受けていた。

「諦めよう」
恥も承知で友人に頼み込んだ。
一生懸命登ってもいいが、設営のことを考えると不安だった。
友人も納得出来ない顔をしていたが、自分でピストを使い
坂を登ってみるとこれは無理だと感じたらしい。了承してくれた。

ハンモックを山の斜面に設置。

馴染みの野営地が近くにあったので、足を運ぶ。
川沿いの自然豊かな場所だ。
ハンモックは張ったことがなかったので気がつかなかったが、
川沿いには思ったより木が少ない。
水の確保は必要なので、離れた場所に張るか迷ったが
川沿いの斜面に一部拓けた場所を見つけ、そこに野営させてもらう事にした。

斜面だが座れる場所もあった


僕の初ハンモックはKAMMOKのマンティスULというモデルだ。
詳しくは別記事で書くが、「設営・撤収が楽」「タープ付き」「ちょっとした気配りが嬉しい」モデルである。
中は広々としていてマット無しでも腰が痛くならない。
腰痛持ちには嬉しいハンモックだ。
今では僕の相棒だ。

マンティスULは初心者の僕にも設営しやすかった。
固定用ストラップを木に巻いたら、そこにハンモックを取り付ける。
最後に2点ペグダウンして終了。
ペグダウンするおかげでハンモックが固定され、揺れないので酔うこともない。
最初は乗ることが怖かった(お尻から乗る)が、慣れれば天国。
マダニを気にする必要がない。宙に浮いた拠点である。

寝袋がわりのアンダーキルト。引っ掛けるだけだから楽である。


設営後は反省会。肉を焼きながらビールを飲み、会話も弾む。
ピストで行くなら、どの様な装備にすればいいのかを熱心に話し合う。
楽しい夜はあっという間に過ぎていった。

\コンニチワ/

帰り道。
行きとはうって変わってとても極楽な下り坂。
ピストバイクってこんなにも気持ちがいいのか。
前日に地獄を味わったことも忘れ、僕は爽快感を味わう。

体に変化が起きたのは帰って直ぐのことだ。
お尻がめちゃくちゃかゆいのだ。
しかも穴付近だ。
最初は汗疹かと思った。それとも流行りのダニ?
ダニは玉まで吸うらしい。
医者に見せる時はなんて言おうか。
山で椅子も持たずキャンプした、なんて言ったら
冷たく「そりゃそうですね」とあしらわれて
ぼくの自尊心はズタズタになるかもな と思った。


痒くて痒くてしょうがない。
数時間経っても治ることはなく、痒さは増す一方だ。

原因がわかったのは、シャワーを浴びてる時だった。
穴付近を手で洗う。

「だれ?」

思わず僕は口に出した。
独身の僕が、一人風呂場で話しているのを隣人に聞かれたら
お前が誰だよと思われるかもしれない。
それでも構わず口に出した。
つまりは動揺していたのだ。

穴に小指の先ぐらいの豆が\コンニチワ/している。
(ゆるキャン△ファンの皆さま 誠に申し訳ありません)
その豆はヒリヒリして、俺のケツを刺激する。

おいおいおい...
お前はまさか”痔”ってやつなのか!?

放置されたシャワーから水が溢れ、僕の体に無意味に降り注ぐ。
排水口へと流れていく水を見ながら
僕はイボ痔になってしまったんだなぁと噛みしめる。
なぜか「合法で酒が飲めるようになった20歳の誕生日」を思い出した。
普段隠れている老いが急に僕の前に現れる。
大人になるのはなんだか切なくて悲しくて辛い。

センチメンタルな気分から我にかえる。
この日ぼくは、
初ピストドライブ・初ハンモック泊・初イボ痔を経験できた。
まだまだ、知らないことが世の中には溢れている

歳をとるということは、挑戦していれば経験も重ねられるんだ。
このイボのように見知らぬ世界に顔を出していけば、自分を変える事もできるんだと。
イボのおかげで老いることに喜びを感じれた僕は、パンツを履きドラッグストアに向かうのであった。

エピローグ

これを書いている今も、若干ケツが痛い。

わりと辛い日々を過ごした。
CMでお馴染みのボラギノールを塗って、少しは小さくなったが
それでも大きく主張してくる。
色々調べたが、やはりバックパックを背負って
ケツに負荷をかけ過ぎた原因っぽい。
高いからといってごねず、素直にパニアバッグを
買えばよかったと反省してます。
皆さまもお尻を大切に、楽しいキャンプライフをお過ごしください。

  • この記事を書いた人

こーだい

運営者 こーだいと申します。 二十代後半。人とかぶることが好きじゃない天邪鬼。 東京の端っこ生まれ。両親が共働きのため、祖父母に育てられる。 そのため祖父母の裏山でよく遊び、外遊びの良さを知る。 物が好きで商社兼メーカーに就職。 ロジスティクス部門で日本にある拠点全ての在庫管理・効率化・監査に取り組む。 沢山の物を見て・触って更に物が好きになる。 アウトドア、ガジェット大好き人間。 物を選ぶときには徹底比較!でも失敗も多い。 なので失敗談も含め、良いところも悪いところも紹介できれば良いなと思います。 最近はオートキャンプ、徒歩キャンプ、自転車キャンプ、ハンモック泊に挑戦中。 童心を忘れない大人になるために、更なるワクワクを求める日々です。

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