ULキャンプというのはウルトラライトキャンプの事です。
ここでは軽量ギアを使ってリュック1つでキャンプに行くスタイルを指します。
この記事では、私がULキャンプを目指し色々なギアを買うなかで、心から買って良かったなと思うギアを紹介します。
ULキャンプの魅力
ULキャンプの魅力は、装備を揃えれば世界中どこにいても寝泊まりができるところです。
自分の足でまだ見ぬ世界に行き、自然の美しさを堪能しながら快適な時間を過ごす。
YouTubeやSNSで手軽に世界中の映像を見れる時代になったこそ、自分の目で見ることに価値を感じるのです。
UL化の必要性
UL化はなぜ必要なのでしょうか。
深い自然に行こうとするほど、交通機関はなく自分の足だけで向かわなければいけません。
軽量化することで、体への負担が減り活動時間も伸ばすことができます。
実験から感じたULの必要性

私がULキャンプを始めた時、普段使っているキャンプギアをリュックに詰めたところが13kgになりました。
私はその装備を持って伊豆大島にキャンプへ行き、実験しました。
その結果、13kgは現実的ではないと思いました。
特に厳しかったのが、登り坂が続く場合です。
平坦な道よりも、肩・腰・膝への負担が大きいだけでなく、体力も相当削られます。
肩は痛みだし、次第に足が上がらなくなりました。
行動時間は計5時間程度だったのですが、2時間ぐらいで私はリュックを背負ったままでは動く事が出来ず、
友人に手伝ってもらう情けない結果になりました。
また、自然の中では、どんなロケーションが待っているかわかりません。
厳しい登り坂、幅が狭い道、足場が悪い場所など...
最悪の場合も考えて、準備をする事が必要です。
心から良い!と言えるギア3選
13kgキャンプから帰った僕は、ULギアを買い漁りました。
その中で、特に良かった3つのギアをご紹介したいと思います。
① lighthouse micro FLASH /Goal Zero

ライト界の革命児、Goal Zeroのlighthouse micro FLASHです。
重量は68gにも関わらず、最大150ルーメン・連続使用時間7~170時間で充電時間は約3.5時間という最強スペック。



1人用・2人用・3人用テントだけでなく明かりが一切ない野外で使用しましたが、1つで充分の明るさでした。
焚き火台の上から照らしてあげれば、離れていても食材が見えるので焦げることはありません。
しかも、ライトだけでなく懐中電灯としても使える優れもの。
私は、テントと行動用に2つ持っていきます。
② lunar solo /Six Moon Designs


アメリカのULメーカー Six Moon Designsが開発したlunar solo。
ULテントはワンポールシェルターが多いのですが、こちらは740gにも関わらず蚊帳が付いてます。
設営時間は10分ほど。
特徴として低い六角形でサイドは急勾配のデザインのため、どの方向からの風にも耐えられる設計になっています。
地上高は125cmと高めに設定されているので、テント内で座っていても快適です。
通気性がいいので、夏でも快適に使えます。
特に気に入っているのは、内部の広さ。

1.5人用に設計されているので、シェラフ・45Lリュックを並べられるほど広く圧迫感を感じません。
ただし、通気性が良すぎて氷点下を下回る気温で使うと寒くてしんどいです。
ダブルウォールのテントでは大丈夫だった寝具で痛い目に合いました。
(寒くて寝れなかった笑)
別売のカーボンポールと合わせても、790g。
シングルウォールなので結露はかなりします。シェラフカバーを用意した方がいいと思います。
③ Dry Sack/Sea to Summit
圧縮バックは世の中に色々ありますが、SeatosummitのDrysackは防水で安心感があります。
私は嵩張る洋服で使う事が多く、例えばXSなら薄めのフリース・手袋・マフラー・防水パンツを入れる事ができました。
また、先ほどのテントを小さく圧縮する事ができます。
とてもいい製品ですが、出荷時からベルトがねじれている事が多く、使いづらい部分もあります。
これから買おうか悩んでいるもの
僕もまだまだULキャンプの経験が少ないので試行錯誤でやっております。
その中で、気になったものがあるのでピックアップします。
・スノピチタントレック900
重量175gで容量900ml深型クッカー。
ポットが650mlで、蓋(250ml)はフライパンやお皿代わりにもなります。
クッカーを買うなかで、私がスタッキングしやすいのは600ml以上深さがあるものと感じてこちらをチョイス。
650ml沸かせるのであれば、カップラーメンの湯量からパスタを茹でるまでなんでもこなします。
・バックパッキング入門
まずは、知識から。
知識はアイデアにもつながると思いますし、勉強は大事ですよね。
プロが書かれているので、入門編にいかがでしょうか。
・井村屋 えいようかん
5年間長期保存ができて、ワンハンドでカロリー補給ができるので行動食にもぴったり。
防災備蓄用品にもぴったりで、チョコ味もあるみたいです笑
・HOWARD LEIGHT 耳栓 お試し8種 エコパック ケース付
キャンプで周りの音が気になって眠れない経験をされている方も多いと思います。
だけど、そもそも耳の穴の大きさってどれぐらいかわかりませんよね。
これなら大きさ・硬さ様々な物が試せて500円。
見た目もカラフルで可愛くて、使い捨てなので衛生的。
・Caloics® 速乾タオル 4枚セット
僕は撤収の際に、テントが完全に乾いてて欲しいんです。
ただ、真夏でもない限り乾くのに結構時間がかかりますよね。
速乾タオルなら、普通のタオルよりも薄くて嵩張らず吸水力もバッチリなので、結露を拭けば時短になります。
また、タオルもすぐ乾いてくれるので濡れたままザックに入れることもありません。
・エムモゥブレィ オールマイティ防水スプレー
どんなに防水機能があるテントや衣服を着ていても、使い続けるとパフォーマンスは下がってきます。
これは普通のナイロンからゴアテックスまで色んな素材に使える優れもの。
お気に入りのギアは、ケアをしながら長く使っていきたいですよね。
プリムス ウルトラバーナー
山でよく見かけるのは、シングルバーナー。
僕は分離型が好きなんだけど、やっぱり場所を取る。
プリムスのウルトラバーナーは、本体重量110gで出力は3,600kcal/hと、小型シングルバーナーの中ではトップクラスの出力を誇る。水は約3分ほどで沸騰するらしい。
山では強風が吹くことが多いしお湯も沸きづらいので、出力が高いバーナーをお守り代わりに持っていこうかな。(もちろん風防がないと、火力は下がるけど)
手ぶらになれる雨具 ユーロシルム スウィング
山に傘という選択。
一般的に山ではゴアテックスのシェルなどを着て雨対策をするけど、快適に登れるかはまた別の問題なわけで...
こちらの傘はリュックに固定できる優れもの。ハンズフリーにできるのは便利だよね。耐久性もお墨付きみたい。
終わりに
ULキャンプは奥深く悩むことが多いので、参考になれば幸いです。
今後は、山頂などでテント泊をして良い物があればご紹介したいと思います。
ではまた。